密接なコミュニケーションによってお客さまの意向を把握し、お客さまの製品にとって最適なパッケージを提案するのが私の仕事です。
しかし、御用聞きではありません。パッケージは、いわば製品の“顔”。消費者の購入動機につながる重要な要素に携わっているプライドがあるので、新しいアイディアを提示するなど、こちらからも積極的に仕掛けていくようにしています。“良い顔”をつくるためには妥協しないということです。
もともと、人との触れ合いが好きなので、コミュニケーションをものづくりに結びつけられる日新シール工業の営業は、ずばり自分向きだと思います。もし自分がデスクワーク中心だったら、お客さまがどう考えていているか、分からないまま仕事していることにフラストレーションを感じていたんじゃないかな。営業の現場に出ることは、自己成長する上で絶好の機会になっていると思っています。社外の方と密に関わり合うと、自分が会社に対してどうしていかなければいけないかを気づかされるからです。
後輩の育成やサポートを任されたり、売上の数字を求められたりと、質的にも量的にも、仕事が変わってきたという印象を持っています。今は試される時なのでしょう。だからこそ、先輩や上司が「何でも言ってや」というスタンスでいてくれることが、とてもありがたく感じられます。アットホームな雰囲気は、日新シール工業の大きな魅力です。
日ごろから、客先に上司や役員と同行する機会が多く、車中では「この先、どうなっていきたい?」という話になることが、しばしばあります。そんな場面で意思疎通しているので、仕事で成果を出せれば認めてもらえます。成果を出したのに否定されることは絶対にない。それが心強いです。
大きな仕事に臨むときは、まだバタバタしているので、いつでも自然体で取り組めるようになり、後輩から目標としてもらえる人間にならなければ──そんなことをよく考えています。しかし、まだまだ一歩目を踏み出したところです。これからも一歩ずつ、しっかりと進んでいきたいと思います。